広島市東区の皮膚科,アレルギー科の水野皮ふ科です

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  • 休診日 木曜日午後・土曜日午後・日曜日・祝日
  • 住所 〒732-0053 広島県広島市東区若草町11−1−101 ザ・広島タワー 1F

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インタビュー

インタビュー

父が開業した医院を引き継ぎ、患者さまが少しでも明るい気持ちでご帰宅できるように努めております。

医師である父の姿を見ていて芽生えた「患者さまと言葉を交わしながら治療をする医師でありたい」と思い。患者さまの胸にしまい込んだ訴えや不安なことを見逃さずに、患者さまのよりどころとなる医院を目指します。

理事であるお父さまが開業された医院を、理事長として引き継がれた経緯を教えてください。

私は小さい頃、医師している父の姿を見て育ちました。その中でいつの間にか、将来は医院を継ぎ、医師を職業にできたらという、あこがれのような気持ちが芽生えていました。その後、自分の意思で医学部を目指し、医学生として過ごしていた時に、内科的な診療と外科的な手術がおこなえることに魅力を感じたのが、皮膚科を選んだ理由のひとつです。

皮膚科の医師になる時、やはりいつかは広島へ戻ろうと考えていました。さまざまな医師の形がある中で、父の姿は私にとっての模範でもあり、その姿に見た「目の前の患者さまに対して、言葉を交わしながら治療をおこない、病気を和らげること」こそが医師の仕事という思いがあったからです。そして、父がこれまで築いてきたものをその思いも含めて継いでいきたい、という気持ちでここ広島に戻ってきました。

お父さまの医師像から引き継ぎたいところ、診療で心がけていることはありますか?

父の診療では、患者さまが怖がる様子はなく、気軽な雰囲気で受診されていますし、病気や症状以外の話も聞きながら診療しているためか、患者さまは笑顔で帰られます。時には「先生に話を聞いてもらっただけで、よくなった気がします」などという患者さまもいて、患者さまとの信頼関係がすごく厚いのです。そういう患者さまの心のよりどころになっているところを、その人柄を含めて引き継いでいきたいと考えています。

私が診療で心がけていることは、話の途中でも患者さまの顔を見て、なにか言いたそうな感じがあれば、こちらからお伺いして、胸に潜んでいる訴えや不安なことをしっかりと引き出すことです。そして、父と同じように、病気や症状以外のこともできる限り聞いていきたいと思っています。診療を終えられた時に、病気でしんどい中でも少しでも軽やかな気持ちでご帰宅していただけたら、嬉しいですね。

医師として、どのような体制で診療に取り組まれていますか?

当院では私と、私の父と、女性医師である妻の3名体制で診療しており、3人とも日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医です。

常に2人の医師がおりますので、患者さま一人ひとりに対して、時間をかけてしっかりとお話を聞き、余裕を持って診察をおこなっております。また、女性医師に診てもらいたいと希望される患者さまにも対応しています。お気軽にご相談ください。

どのような手術に対応していますか?また、日帰りの手術はできますか?

当院では、できものやいぼの摘出小手術に対応しています。主に局所麻酔を用いた、ほくろ・いぼ・粉瘤(ふんりゅう)の切除・摘出になります。粉瘤とは、皮膚の毛穴の奥にできる腫瘍で、そこにできた袋に、垢(角質)や皮脂などの老廃物が溜まり、しこりになります。その周囲を圧迫すると、老廃物が出てきて独特の臭いがすることがあります。

いずれの摘出小手術も、保険適用の日帰り手術になります。手術の日程は、基本的に土曜日を除く、通常の診察時間帯の中で患者さまとお話しながら決めていきます。また、術後約一週間で抜糸をおこなうため来院が必要になります。

乾燥肌やにきびの治療や日常生活で気を付けた方がよいところはありますか?

乾燥肌の治療には、基本的に塗り薬を用いて保湿を促します。医師の診断により、ステロイド系の塗り薬を使用することもあります。また、室内での過ごし方などの生活指導もおこなっております。暖房が効いている乾燥した室内で過ごす場合、部屋の湿度に注意し、なるべく保湿クリームなどを付けて、乾燥肌の予防に努めていただけたらと思います。

にきびの治療で来院される方の中に、「にきびは薬を塗って改善したら治療は終わり」と思われている方が多く見受けられます。にきびができやすい状態が続いている場合、薬で改善しても、皮膚の脂は止まらずに出ているため、にきびが再び出てくることが多くあります。そのため治療の際には、継続した治療の必要性をご説明しております。